あきる野の夏を彩る「あきる野夏まつり」が開催されました。
今年は昨年と比べいくぶん過ごしやすい天候で、雨の心配もなく楽しむことが出来ました。
長い間お囃子に携わっていると、時の流れをひしひしと感じることがあります。 自分の時間は止まっている錯覚に陥り、周りの変化に翻弄されたりします。
自己中な感覚でいうと、自分の役割に変化があり、仲間と山車に上がり、ほろ酔いで囃子を楽しんだ遠い記憶とは違い、育てた子どもたちが、今夜どんな囃子をするのか気になったり、運行や段取りが気になったり、始めたばかりの会員が、緊張の面持ちで太鼓を叩く様子に、こっちまでドキドキしてしまう自分がいたり。立場がかわって楽しみ方が変わったということです。ようするに歳を取ったってことですかね。
最初の音出しは、年長者で組んで囃子をするというのが、“当会暗黙の習わし”になっていて、若者に気遣ってもらい、今年も調子に乗って同級生と太鼓を打たせてもらいました。
ジャネーの法則なのでしょう、私にとっては瞬く間に終わってしまう「あきる野夏まつり」も、子どもたちにとっては長くて楽しいお祭なんだろうな。
M.S