平成25年より毎年ご招待いただき、今年で5回目になります。 昨年とは打って変わって、あいにくのお天気でした。5年もやっていれば、こんなお天気にぶつかることもあります。雪予報は幸いにもはずれましたが、気温は4℃で囃子方の手もかじかんでいました。
今年は小和田はやし連さんがお仲間に加わり、嬉しいことに5団体の共演です。お知り合いがたくさんの楽しい催しで、出待ちのあいだも和気あいあいと過ごせました。温かいおもてなしをしてくださった小中野囃子保存会の皆様に感謝いたします。アツアツのもつ煮は最高でした。
近年、このように地域お囃子団体の交流が活発になっている気がします。これも五中伝統芸能部後援会の効果でしょうか。先日の基調講演でもふれていましたが、2015年を境に、少子高齢化はますます加速し、五日市地区の活力減退も心配されるなか、伝統芸能の保存も共存共栄が必要だと、皆がなんとなく肌で感じているのかもしれません。
しかしこの5団体のお囃子を見ると、思いのほか人材は豊富です。20代、30代の若者がしっかりと活躍していましたし、子ども達も、その保護者も、とても熱心にお囃子に取り組んでいる姿が見て取れました。やっぱりお祭りはコミュニティ形成のファクターであり、お囃子はそれを支える重要な役割を担っていると感じました。
さて今回は、持ち時間10分のお囃子を、各団体が順繰りに2回披露させていただきました。子ども中心に演じようという申し合わせでしたので、どの団体も可愛い舞子が次から次へと登場し、普段の練習の成果を発揮していました。当会も1回目のステージは若手で、2回目はちょっと平均年齢を上げて、まぁいつもの感じでやらせていただきました。
最後は恒例のお囃子コラボでした。参加団体すべてが同じ流派ですから、混合囃子でもそれなりに合ってしまいます。ビミョーに間が違うところも、なんとなくお互いが合わせ、というかバタバタしても気にせず笑ってごまかしながらの楽しいお囃子になりました。
“楽しむ”ことが大切です。所属する団体は違っても、みんな地元のお知り合いで、同級生だったり、先輩後輩だったり、PTAでつながっていたり、消防団でつながっていたり、思いっきり地元の行事は”楽しい”がいっぱいでした。
のらぼう祭り実行委員会の皆様、小中野囃子保存会の皆様、本当にありがとうございました。