ご縁がありまして、飯能市郷土芸能フェスティバルに出演させていただきました。 飯能市郷土芸能保存会様からあきる野市郷土芸能連合会にオファーがあり、あきる野市代表として、当会が舞台に立たせていただくことになり、責任重大でした。
この郷土芸能フェスティバルは、毎年開催されており、当会でもメンバーを募って何度か見学させていただいたことがあります。郷土芸能フェスティバルのサブタイトルが「郷土芸能講習会」とうたわれているとおり、飯能まつりを根幹に、飯能市と各地域の皆様が協働し、郷土芸能の保存と発展に力を入れていることが伺える催しだと感じておりました。
このフェスティバルは例年、市内からお囃子1団体、市外からお囃子1団体、お囃子以外の郷土芸能1団体という構成で組まれています。収容人数1102名の大ホールを一日貸し切って3団体のみが出演するという、とても贅沢で、他に類を見ない公演だと思います。それだけ毎回内容の濃い演目が披露されますので、まさかこの舞台に自分たちが上がらせていただけるとは思ってもいませんでした。
過去には市外から、八王子の元横囃子連鼓会さんや、青梅の西分囃子連さん、立川の錦東会はやし連さん、祭囃子コンクールでいつも上位入賞されていた羽村の東町囃子保存会さんなど、名だたる団体が出演されており、さて当会としてはどんな構成・演出で臨もうかと苦慮いたしました。
持ち時間30分の舞台でのお囃子は、構成上難しいこともあります。郷土芸能講習会というテーマにてらして考えると、あきる野市五日市に伝わる神田囃子、そして当会の特色を生かした演目を率直にご披露しようということになりました。この流派として伝わっている全9曲に、当会ならではの舞をあわせた演目で構成しました。まだまだ未熟な演技ではございますが、一生懸命稽古を重ねてキャパいっぱいの責任を果たせたかと思っています。
このような素晴らしい機会をくださった、飯能市、そしてあきる野市の関係各位に、また共演していただいた地元飯能市通貮親和會様、狭山市むさし葵連様に、心より感謝申し上げます。