昨年に引き続き、雨模様の留原八坂神社祭礼本宮でした。
前日夜はドシャ降りでしたので、今日のほうが、小雨模様で昨日よりはいい感じです。しかしやっぱり到着したころは降っていなかったのに、宮入れの時間にシトシトと降ってきてしまいました。
通年は神輿と一緒に山車を引いて氏子廻りをされていますが、今年は天候の関係でトラックに積み替えての山車巡行とのこと、 この作りはある意味画期的な形態だと思います。
五日市のお祭りは伝統的に神輿渡御がメインで、もともとお囃子は舞台での居囃子が基本でした。 留原八坂神社祭礼も廻り太鼓と居囃子がメインの祭礼だったとうかがいました。
留原のお囃子は明治20年頃、引田村(現在のあきる野市引田)から伝えられ、旧五日市町に祭囃子を広めた伝承の起点です。その後、留原から五日市の榮町に大正の初めにお囃子が伝えられました。
昭和50年の当会発足当時には、留原と榮町の先生方が入れ代わり立ち代わりお越しくださり、熱心に指導してくださった姿が思い出されます。指導して下さった方々への恩返しは、それをしっかりと次の世代に繋げていくことだと思っています。
うちのメンバーには、ことあるごとにこの歴史を教え、留原のこの舞台でお囃子を奉納することの意味を、子どものみならず大人たちにもしっかりと説明しています。
そんなわけで今年は大人・子どもわせて総勢32名でこの居囃子舞台でお囃子を奉納させていただきました。留原地区皆様のご理解とご厚意で、この居囃子舞台を使わせていただけることは、とてもありがたいことです。
祭典委員会の皆様をはじめ、関係各位の皆様に心より感謝申し上げます