第6回葛西・神田流囃子の集い(2015)
この集いは、平成22年5月に、引田囃子保存会様が第1回目を企画され、開催したのが始まりです。
嘉永6年(1853)今から162年前、現在の青梅市黒沢に御生誕された柳川長吉氏が、明治の初めころ、現在のあきる野市引田の地に囃子を伝え、その囃子が現在あきる野市の16団体に継承されています。
この集いはその16団体が年に一度、技術の向上と、融和親睦を目的として集う貴重な機会となっています。こうして、この集いが回数を重ねて開催できますのも、これまで幹事団体を務めてくださった、引田囃子保存会様、そして、留原囃子保存会様のご尽力の賜物であり、また、ご参加くださる団体の皆様のご理解、ご協力があってこそと、深く感謝申し上げます。
本年度開催より、この集いの幹事は合同幹事として三団体ずつの輪番制になり、今回は榮町囃子連、小中野囃子保存会、五日市上町囃子連が担当させていただきました。
事前に幹事団体から代表者数名が集まり、打合せ会を開いて準備を進めてきましたが、お酒の力を借りながらの打ち合わせは、いろいろなアイデアが飛び交い、とんとん拍子に段取りが決まりまして、とても楽しい打ち合わせを重ねることができました。 親睦を深めるという点では、幹事団体輪番制というのは、この集いの目的にマッチしていると感じたのは私だけでしょうか。
また、今年は、青梅市より黒沢囃子保存会様がゲストとしてご参加くださいました。歴史的にこの流派のルーツになるシンボリックな存在として、とても意味のあることだと感じました。
幹事輪番制という新しい流れは、今後もこの16団体の枠組が、いろいろな場面で繋がりを持って活動していく片鱗を垣間見るものでした。
避けては通れない少子高齢化、そしてそれに伴う地域の減民に対応しながら、郷土の祭囃子を、地域を超えた新たな枠組みの力で守っていかなければなりません。
この集いが益々発展し、イノベーションの役割を担っていくことに期待したいと思います。
活動実施メモ
- 場 所
- 五日市会館ホール
- 時 間
- 幹事団体集合
13:00
開 場
13:30
開 演
14:00
出演時間
14:30(プログラム1番)
- 参加人数
- 23名(大人15名、子供8名)
●第6回葛西・神田流囃子の集い
●日時:平成27年11月29日(日)
●場所:五日市会館ホール