昨年に続いて今年も雨がぱらつく天気でしたが、陽気は暖かく、バックに詰めた被布半纏を、出がけに取り出しました、これもエルニーニョの影響なのでしょうか、寒いよりはいいですが。

　この公演は、八王子祭囃子連合会が加盟する文化連盟の文化祭として実施します。私たちは八王子市民ではありませんが、八王子祭囃子連合会の一員として、この公演に参加させていただいています。 他の囃子連の皆様と共に、企画準備段階から参画しています。

　どれだけお客様が入って下さるかが気がかりなところで、１０月に行われる八王子みずき通りフェスティバルでチラシを配ったり、たくさんのポスターを配布したりして、ひとりでも多くの来場者があるように努力しています。その甲斐あって、雨にもかかわらず大勢の皆様が来場してくださいました。

　来場されるお客様は、やはり八王子の方が多く、関東屈指の山車祭を開催する地域ですから、お囃子に対してはとても耳が肥えていらっしゃいます。舞台に立つ側としては、少しでも喜んで頂けるように準備しなければなりませんし、なによりも本番は緊張します。

1回の本番は100回の稽古にも勝る、という言葉があるように、この緊張感が出演者を一回りも二回りも成長させてくれるような気がします。本番に向けてモチベーションを上げながら稽古をするということに意味があるのだと思います。

　昨年から実施した子供共演も、そんな成果を期待して、後継者育成をテーマに実施してきました。今年は対象を中学生まで引き上げましたので、当会では7名の子供会員を岡目とモドキで出演させました。初めての大舞台を経験する者もいて、彼らにとってとても良い経験になり、良い思い出になったのではないでしょうか。

　八王子祭囃子連合会は、地域の壁を越え、流派の壁を越え、24団体の囃子連が加盟しています。 いつも一歩先を見据えた連合会の運営に、私たちはたくさんの刺激と、影響を受け、少しでも前に進めるよう、頑張っていきたいと思っています。