平成30年7月15日(日)あきる野ルピア3階ホールにおいて、東京都郷土芸能協会「平成29年度定期総会」が117名の出席者をもって開催されました。小和田はやし連の榎本氏が議長として選出され、慎重かつ迅速な進行によりすべての議案が無事に承認されました。
会場の都合により例年より2週間遅れて開催されたこの総会&懇親会は、ちょうど各地の祭礼や、またお盆と重なってしまい、出席率の低下が懸念されましたが、昨年を上回る出席者で盛り上がり、改めて郷土芸能団体の団結力を垣間見ることができました。
恒例により、総会終了後に年度功労者の表彰式が行われます。
残念なことに今回は当会からの推薦者はいませんでしたが、大戸囃子保存会さんから有功賞1名、横中馬獅子舞保存会さんから技芸賞1名、拝島加美町囃子保存会さんから技芸賞1名、拝島志茂町目黒囃子保存会さんから技芸賞1名と青年技芸賞2名、総勢6名の方々が受賞されました。本当におめでとうございました。
世の中には皇居へ行って菊の御紋が入った勲章をいただけるものから、保育園でワッペンがもらえる”頑張りましたで賞”まで、さまざまな表彰があります。大同小異でそれぞれに受賞した者にとっては、価値がある物だと思います。
受賞される場合、自分で自分を推薦して表彰してもらうなんてことはほとんど無く、誰かがその功績を認め、推薦してくれて初めて頂けるものではないでしょうか。
誰かに認めてもらえる・・それだけでも素敵なことだと思いませんか。
唐突ですが、私は「承認欲求」は必要だと思っています。
馬を走らせる鼻先の人参みたいなものがあったほうが”やる気”でるってダメですかね。
褒められたり、羨ましがられたりしてやる気が出るって、下世話ですかね。
承認欲求があるからこそ、技能向上や切磋琢磨のためのモチベーションが保たれる、それって今の世の中ダメですかね。
小学校の運動会で、徒競走はみんな手をつないでゴーール!なんて時代に、承認欲求は「悪」という風潮もあります。他人に認められたい、自尊心を満たしたいって気持ちは人間の本能だと思いますが、今の世の中、本能むき出しの人生ってダメですかね。
でも・・・・表彰された皆様、本当にいいお顔してました。
おそらく、「長い間、お囃子続けてきて良かったわぁ!これからもお囃子頑張るぞ!」って思っていらっしゃると思います。