平成29年度あきる野市郷土芸能連合会定期総会が開催されました。
今年は役員改選の年度にあたり、若干の入れ替わりはありましたが、会長は引き続き草花はやし保存会の浦野眞司氏が再選され、三役もすべて留任という形で本年度もスタートを切りました。
あきる野市郷土芸能連合会は平成8年6月30日に、秋川市郷土芸能保存会の15団体と、五日市町郷土芸能連盟の21団体が合併し36団体で発足しました。その後3団体が加盟し、現在39団体が加盟しています。人口8万人ほどの地域に囃子が29団体、獅子舞が8団体、棒使いが2団体と、人口に対して団体数が多いのも、あきる野市の特徴の一つではないでしょうか。
あわせて行政がこれほど郷土芸能団体に対し人材も補助金もバックアップしてくれる市町村は稀のようです。感謝の気持ちと同時に、地域の期待に応えられるように保存継承に責任をもって取り組みたいと思います。
この連合会の枠組みを大きな基盤とする一方、地区レベルでそれぞれの環境や状況にあった、そして小回りの利く協働体が必要であり、そのレベルで相互の人材交流や技術交流などを考えてなければならない時期にあるような気がします。
二部懇親会では、恒例により太鼓が持ち込まれて幹事団体のお囃子がはじまり、つづいて地区ごとに重松流や神田流のお囃子が次々と披露されまして、とても賑やかな懇親会となりました。幹事を務めてくださいました戸倉小宮地区の皆様、大変ありがとうございました。太鼓類一式をご準備くださった落合囃子保存会さんにも感謝でございます。太鼓がとても良い音色でございました。ありがとうございました。
終了後には、三内、留原、下町、上町、榮町、小中野、の有志メンバーは二次会に流れ、祭礼のあり方や囃子の歴史などを語りながら楽しい時間を過ごしました。お祭りの話は時間を忘れてしまいます。
結局5次会まで飲み屋を氏子廻りし、最後は時間だけでなく、我をも忘れることになってしまいました。