東京都郷土芸能協会の総会および功労者表彰式、その後、会場を同じくして懇親会が開催されました。

昨年までは6月中旬に、立川市多摩教育センターの会議室で、総会および功労者表彰式を行い、7月に懇親会を開催するというパターンだったのですが、時期的なこと、会場の立地的なことなどが原因で、総会の出席者が少なく、総会としての機能が果たせないような状況が長くつづきまして、改善策を模索していました。

反対に懇親会はここ数年、会場をあきる野ルピアという駅から徒歩３分という立地条件の良い場所に変え、出席者１００名超の大盛況になっていたことから、先の役員会で総会と懇親会を同日開催にしたらどうか、という意見があり、実施に至ったわけでございます。

　予想通り、本年度総会および功労者表彰式、そして懇親会も含めて総勢１３０名が出席という、過去最高の出席者数により、とても実りある総会が開催されました。 また、懇親会も昨年に引き続き、お囃子の太鼓一式を持ち込み、アトラクションとしてプログラムしたところ、今回は民謡の会から新東京音頭のご披露があったり、和太鼓団体のパフォーマンスがあったり、さらには昨年にも増して他団体とのお囃子コラボが盛り上がり、過去最高の懇親会が行われました。

　　会員相互の親睦を最優先課題として取り組み、加盟団体を増やしたいというのが協会の考えです。また、いずれは祭りばやしコンクールも復活させて同協会のアイデンティティーを築きたいというお話しも会長がされていました。復活に向けて解決しなければならない課題はたくさんありますが、これがクリアできるようならば、復活の流れになるのかもしれません。

　現在加盟団体数８８団体の東京都郷土芸能協会が、益々発展していくよう、多くの団体で知恵を絞り、相互理解・協力をしながら努力していきたいと思います。

　 さて、総会後に行われた功労者表彰では１２団体から２６名が受賞しました。 当囃子連では表彰規程が設けられており、この功労者表彰に対して、基準を満たす会員を積極的に推薦しており、

　今回当会より、栄えある少年技芸賞をいただくことができたのは中学３年生の梅田葉流さんです。 彼女は小学校２年生からお囃子を初めて７年間、しっかりとお囃子に向き合ってきました。同級生が６名も在籍して、皆が良いライバルとして活動してきましたが、中学生になり半数が退会し、現在は彼女を含め３名の在籍者になってしまいました。

　中学３年生という受験期にあっても、かわらずお囃子に向き合いながら受験勉強も頑張っている強者同期の中から、トップで受賞した彼女の功績はとても大きいものです。 継続は力なりといいます。その底力を発揮して受験も乗り越えてもらいたいと思っています。当会も全力で応援しています。