京王聖蹟桜ヶ丘SC新春獅子舞(2015)
最近はブログやSNSなど、個人が情報を発信することが容易に出来る時代ですから、そんな様子をたくさん観ることも出来ます。今年で4回目になる京王聖蹟桜ヶ丘SCでの獅子舞は、ありがたいことに大勢の皆様にご覧頂き大変喜んで頂きました。 毎回心がけているのが双方向の演出、参加型のアトラクションとして、お客様に獅子の口にミカンを入れてもらったり、岡目ひょっとこの面子をプレゼントして一緒に踊って頂いたり、無病息災を願って頭を噛んでお祓いしたりしています。
最近特に喜ばれるのが記念撮影です。演目終了後、縁起物の獅子や大黒天、岡目ひょっとこなどと一緒に金屏風の前で写真を撮る時間を設けたところ、スマホやデジカメを手に、列を作ってお客様が記念撮影を希望されます。メールで友達や家族に送ったり、SNSにアップしたり、リアルタイムで写真が使えるこの時代を反映している感じです。しかし演者にとっては、とても鮮明に写真や動画に写るため、衣裳の付け方がおかしかったり、道具のメンテナンスが悪かったりすると、それがそのまま残ってしまうことになりますから、やはり神経を使います。これにより、演者が演奏のみでなく、衣裳の付け方や道具使い方を研究し、気を遣うようになったことは、総体的なレベルアップにつながっている気がします。もともと囃子は神様に奉納するものですが、このときばかりはお客様が神様ですから。
M.S