平成31年3月17日(日)あきる野市五日市にご鎮座まします阿伎留神社境内において、「あきる野の奏でin阿伎留神社」という催しが、あきる野市観光協会青年部の主催により開催されました。
実行委員長の大野陽一さんは、当町内上町で洋食キッチンシオンという飲食店を営んでおりまして、そんな関係でこのお話を頂いたわけでございます。
阿伎留神社は当地域のシンボルといっても過言ではない場所、そしてパワースポットでもある神様の神聖な場所です。そこを会場として伝統とカルチャーのクロスオーバー!をコンセプトに五日市地区に古くから伝わる神田囃子と、DJ(ディスクジョッキー)、BMX(Bicycle Motocross)のコラボレーションを開催したい、とお聞きしたときには正直、どんなことになるのかと不安でした。当日は天候にも恵まれて、大変な賑わいの中、大成功でした。
神田囃子を担当したのが「鳳雛の家 五日市社中」です。 この組織は、五日市中学校伝統芸能部後援会に加盟する当地域13団体の囃子連が、ひとつの囃子演奏組織として、今年1月に活動を開始しました。いわばオール五日市の囃子連です。
構成員は、半纏購入者とするならば140名。加盟団体の会員数とするならば、677名の大所帯です。この組織の大きな特徴は、すべての団体が同流派、そして師匠を同じくする同門であり、したがって、微妙な違いはあるものの、囃子も舞もリアルタイムでコラボレーションができるというのが、他に類を見ない組織の力になっています。
今回その特徴を余すことなく発揮し、持ち時間270分の寄せ囃子と、延べ120分の舞台囃子をこなし、サプライズで獅子10頭、狐10匹の会場練り歩きの舞も披露しました。
五日市社中の門出を飾るこの大イベントも大成功裏に終わることができて安心しました。五日市上町囃子連は五日市社中のメンバーとして参加しましたが、社中の人材の豊富さと、気心知れた地域の囃子人と共に奏でる囃子は格別なものになりました。
このような素晴らしい機会をご提供くださった、大野実行委員長をはじめ、あきる野市観光協会の皆様に心より感謝申し上げます。
M.S