今年も、あきる野市小中野に鎮座する子生神社の境内で開催された「小中野のらぼう祭り」でお囃子を披露させて頂きました。当会の他、榮町囃子連、下町はやし連も参加され、とても賑やかなイベントとなりました。
午前10時より開催されたこのイベントは、スタートと同時にこの地で収穫された”のらぼう菜”を、先着50名に無料配布することもあり、オープニングより大勢の来場者で賑わっていました。
当会の演奏はプログラム一番でした。オープニングにあわせ、寄せ囃子として10時10分より演奏を開始し、持ち時間20分の構成で大人から子供までたくさんの舞を配してご披露させて頂きました。
このイベントは、秋川渓谷の特産品であるのらぼう菜を多くの皆様に知ってもらうためのイベントであると同時に、地域コミュニティの活性化に寄与するためのものであると、実行委員長の乙訓様もおっしゃっていたとおり、今年は榮町囃子連様も参加してくださり、お囃子団体の親交も深めることが出来ました。
また、私達が日々行っている稽古では、イベント出演を目標に励んでいることもあり、イベントへの参加は会員のモチベーションを保つという点でとても効果があります。
今回のこの舞台では、今年2月に奇しくも大雪のため中止になった東京都郷土芸能まつりで初舞台を予定していた小学生の三名が、こののらぼう祭りでそれを果たせたことにより、目標を達成できました。
初演が遅れたことにより、じっくりと稽古を積んで本番に臨めたのはとても良かったのかもしれません。
初舞台と言うこともあり、彼らの緊張が周りにもひしひしと伝わってきましたが、演じ終わった彼らの満足した顔がとても印象的でした。
おそらく、「次もやりたい!」「お囃子は楽しい!」と、お囃子に対する興味がさらに高まったに違いありません。
やはり、お囃子を人前で披露し、大勢の人に喜んでもらい、褒めてもらうことが囃子方への一番のご褒美だと思っています。
このような機会を与えて下さいました、小中野囃子保存会様をはじめ、小中野地区の皆様に、心より感謝申し上げます。
そしてもうひとつ、イベント終盤のプログラムとして、今回参加した囃子連4団体より、こどもメンバーのみを選抜し、子供達だけのコラボが実現しました。
一度のリハーサルも行わず、他団体のメンバーでこれほど違和感なく囃せるのは、さすが子供の純粋さだと感心しました。
この子供達が将来横のつながりで五日市のお囃子を盛り上げてくれるのかと思ったら、とても嬉しくなりました。
M.S
小中野のらぼう祭り(2014)
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